質問ではなく、相談を意識しよう
質問ではなく、相談を意識してみませんか?
質問と相談の違いは、以下のように定義しています。
相手に答えを求めること
相談:
自身で考えて自分なりの答えを用意して、相手と答え合わせを行うこと
例えばこのような具合です。
(質問)
ウォリおさん、このセミナーのやり方教えてください。
(相談)
ウォリおさん、このセミナー、私は〇〇を△△のように進めていこうと考えますが、ウォリおさんだったらどう進められますか?
「質問」を繰り返して行く場合、答えのみを聞き出す依存体質型を生み出します。そして、相手の時間を奪い続けることになりかねません。
いわゆる「クレクレ君」に認定されてしまうかもしれません・・・。
ううう・・・耳が痛い・・・。
「クレクレ君」のデメリットは、相手の時間を奪うだけではありません。「このような低レベルな質問をしてくる人ならば、親身に相談に乗っても、本質的な回答をしても、理解できないだろう」と判断されてしまう危険性もあるってことですね。
えええ・・・私が質問した時、ウォリおさんは「低レベルな質問してきやがって!!!」と思ってたんですか・・・ショック・・・。
いえいえ。私はコンサルティング・プロデュースの仕事をしているので「低レベルな質問してきやがって!!!」なーんて思いませんよ。「わからないことをわからない」と伝えてくれて嬉しく思います。
・・・ひと安心です。優しいっ!!!
けど「自分で考えて『相談』することが習慣になれば、もっと自己解決スキルが上がるのになあ。だからがんばれ!」とは思いますよね。伸びしろを最大限伸ばして欲しい!
そうですよね・・・慣れるしかないですね!
実際、多忙な人ほど多くの人と関わる機会も多いでしょう。世の中には「相談」の概念がなく「質問」ばかりする人がほとんどです。だから「相談」で人と関わることができる人は、それだけで「コイツ・・・できる!!!」って思われて、頭ひとつ抜きに出るとは思います。
がんばります!
一方、「相談」を繰り返せば、まず自分自身で考える習慣、自分なりの答えを生み出す習慣が身につきます。自分で出した答えが合っていようが間違っていようが、関わる相手に「自分の視点」「自分の考え方」を伝えることになりますので、新たな刺激を提供できます。
子どもに答えばかりを聞かれたら
例えば、もし、あなたにお子さんがいて、三角形の面積を計算できるようになってもらうため、ドリルをやらせていたとします。「この問題の答えはなに?」「こっちの問題の答えは?」と、答えばかりを聞いてきた場合に、ずっと答えだけを教えていたら、お子さんはいつまでたっても、自分でできるようにはならないでしょう。
まずはやり方を教え、ドリルを自分のチカラでやり切らせ、やってきたものに対して、答え合わせを行う。この繰り返しを、できるだけ多く・できるだけ早く行うことで、問題解決のスキルが身についていくでしょう。
自分で考えて答えを生み出す能力を高めよう
起業家の仕事は、「世の中の問題点を見つけ」「その問題点の解決策を生み出し」「世の中の問題を解決していくこと」だと、私は捉えています。高校までの学校教育で行われるような「正解の決まっている問題を解けるようになること」とは、求められるものが違うのです。
日々、目の前に現れる、壁や問題点に対し、まずは、自分なりの答えを出してみる。
私は、○○だと思うから、〇〇するのがいいと思っています。なぜなら〇〇だからです。お考えお聞かせいただけませんか?
○○について、私は○○と捉えたので、○○の方針で進めようと思います。何か大きく認識違いがあれば教えてください。
このような具合に、自分の考え・自分の判断・判断の根拠などを記載したコミュニケーションを心がけてみてください。
自分の答えが合っている・間違っているは、さほど重要ではありません。自分で考えること。自分で答えを出すこと。このプロセスに価値があるのです。
質問と相談の使い分けはほどほどに!
あああああああ、ウォリおさんには一切質問しちゃダメなんだ!
コレは聞いていいのかな?コレは聞いちゃダメかな?
相談になってるかな?質問になってないかな?
ハウああああああーーーーーーーーー!!!
・・・ってなる必要はないですからね。なにごとにも、程度があります。一切質問しちゃダメだってことはありません。
ううう・・・危うく「これは質問?相談?」って迷ってるうちに「いつまでも聞けずに時間が経っていく・・・」に陥るところでした。
「まずは相談を意識する」から始めてみましょう!最初から上手にできなくてもオッケー!まずはチャレンジ!
やってみます!
あまりに質問ばかりが続くようですと、ご自身の成長につながりませんしね。質問ではなく相談したほうが、相手も答えやすいし気持ちよく会話できますよねー。
そうですよね!成長後の自分が楽しみです!
質問ではなく、相談を意識する
「自分で問題点を見つけ出し、自分で解決する能力」を高めるために、チャレンジしてみてください。