ちょっと今日は、私の過去の話。自分語り。
陰キャな中学・高校時代
私は、赤白ボーダーの服をまとい、ノー天気に生きている(ように見える)ので、「悩みとかなさそうですね」と、言われることもあるのですが、実は、昔はおとなしめでした。
中学・高校時代。それは私にとって、暗く、ツマラナイものでした。
「親の期待に応える」
それだけの理由で、私立の進学校に入学したので、中学校1年生の2学期には、すっかり落ちこぼれていました。入部したテニス部にも、早い段階で参加しなくなりました。部活をサボって何をやっていたかというと・・・。「スーパーファミコン」なんのおもしろいことも起こらないまま、高校3年生になりました。私が通っていた早稲田中学校というのは、付属校ではなく、係属校でした。
付属校と係属校がどう違うのかというと、係属校は、大学への推薦枠は、30%しかなく、全員が進学できるわけではないのです。
落ちこぼれでも推薦枠を確保できた理由
先ほどお伝えした通り、私は成績は落ちこぼれでした。成績は下から1割に入っていました。にも関わらず、私は大学の推薦枠を獲得できたのです。
なぜか?
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徹底したリサーチを行ったのです。
同級生が約300人いて、30%ですので、約100人の枠がありました。この100人というのは、成績上位100人ではありません。なぜなら、成績上位者は、東大や一橋などの国公立、もしくは医学部を目指すので、推薦枠を利用しないのです。また、遅刻や早退、欠席が多いと、推薦の権利はもらえません。
このような状況だったので、推薦枠の空きがわかり、その空きに申請ができれば、「理論上、推薦枠を獲得することができる」と考えたのです。
推薦枠の空き状況を誤差なくあぶりだした方法
では、私が、推薦枠の申請状況を、どのように調べたのか?
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すべての生徒に、出口調査を行いました。
「推薦学部の希望を第一希望〜第三希望までを用紙に記入し、2日間の間に特定の場所に提出に行く」というルールで運用されていました。ですので私は、提出を終えて、出てきたすべての生徒に、出口調査を行ったのです。面識がある相手でも、ない相手でも。
その結果・・・。
「早稲田大学人間科学部基礎科学科に2名の空きがある」ことがわかりました。
そして、推薦希望を提出し、無事に推薦枠を獲得することができたのです。
今思えば、「そんな調査をするくらいなら、ちゃんと勉強しろよ」と当時の自分にツッコミたくなります。しかし、当時はとにかく勉強したくない。けれども、知らない人に話しかけるのは、比較的ストレスなくできる。自分の強みにフォーカスして行動できたのも、勝因のひとつだったのかもしれません。
ムリだと思い込んでいても調べてみなければわからない
この経験から、学んだことがあります。それは、「ムリだと思い込んでいても、調べてみなければわからない」ということ。
もし私が「成績が悪いからムリだ」と思い込んでいたら、推薦枠は獲得できなかったでしょう。 リサーチをすることなく、あてずっぽうに推薦希望を出していたら、推薦枠は獲得できなかったかもしれません。「たまたま空きがあったから、運が良かった話でしょう?」と言われればその通りかもしれません。けれど、諦めずにリサーチしたら、枠が見つかって進学できたのは事実です。
徹底リサーチを行い、ガラ空きのポジションを見つけ出す
私の経験は、起業家にも置き換えられると捉えてます。自分が勝てるポジションを、徹底的にリサーチする。リサーチしても、ガラ空きのポジションは見つからないもしれません。けれども、見つかるかもしれません。確実に言えるのは「諦めて探さなければ、見つかることはない」ということです。
もしあなたが、「いくら努力しても報われない」と感じているのであれば、もしかしたらリサーチが足りないか、リサーチのやり方が悪いのかもしれませんね。