「使えないヤツ」なんていない!個人の強み活かしてチームで総生産力を高める起業スタイルの新提案|リカードの比較優位論を世界一わかりやすく解説

世紀の大発見!個人の強みを最大限に引き出し生産性を高める起業スタイル

わくこ
わくこ

おはウォリございまーーす!

ウォリお
ウォリお

うぉ!ウォリ語!この声は・・・ウォリ子?

わくこ
わくこ

違いますよ!わくこです!

ウォリお
ウォリお

おお!わくこさん!もしやブログ初登場?

わくこ
わくこ

そうかもしれませんね。みなさん初めまして、わくこです。現在コンサル業をやっています。30代のシングルマザーです。

ウォリお
ウォリお

わくこさん、ふんわりちゃんの印象ですが、コンサルとかできるんですか?

わくこ
わくこ

はい、何とか私なりにがんばってます。個人が自分のやりたいことや強みをもっと活かして、それぞれを尊重し合える起業スタイルを実現したい!そんな思いで、ウォリおさんの元で学ばせていただくことになりまいした。

ウォリお
ウォリお

うむ!で、今日はどうしました?

わくこ
わくこ

ちょっと、ウォリおさん!私、ノーベル賞ばりの世紀の大発見しちゃったんですよ。

ウォリお
ウォリお

最初からセルフハードル上げでだいじょうぶですか?

わくこ
わくこ

ウォリおさんレベルなら、知ってて当然の話かもしれませんが、まだまだ気づいてない人多いと思ったんですが・・・ダメですかね?

ウォリお
ウォリお

いや、全然ダメじゃないです。まずはチャレンジしてみるの推奨ですから!では、私に教えていただいて、読者さんにも役に立てそうなら記事にしましょうか。

わくこ
わくこ

はーい。嬉しいです!今回のテーマは「苦手なことがある人でも、チームでビジネスのプロジェクトに取り組むと、総生産量が上がる」って話です。それを経済理論をベースにわかりやすく解説したいと思ってます!

ウォリお
ウォリお

んんん?わくこさん、久しぶりに会ったら、なんかめっちゃクレバーキャラになってないですか?ウォリお、ちょっと不安ですよ・・・。難しい横文字専門用語並べるのがコンサルタントじゃないですよ?

わくこ
わくこ

はーい!私なりにわかりやすくまとめたつもりなので、わかりづらいところがあったらツッコミ入れてください!

ウォリお
ウォリお

オッケーです。では、期待し過ぎずにおうかがいします。

わくこ
わくこ

ありがとウォリございます!

ウォリお
ウォリお

(ウォリ語はバッチリやな・・・)

なぜチームでビジネスに取り組むと成果が加速するのか?

わくこ
わくこ

さっそくなんですが、私、最近チームでプロジェクトに関わることが多いんですが、今までと比較にならないくらい短期間で大きな成果が出るんですよね。

ウォリお
ウォリお

チームメンバー構成や、チームの運営方法によっては、びっくりするくらいスピードが上がったり、大きな成果が出たりしますよね。それは私も体験・体感しています。

わくこ
わくこ

そうですよね。私もまったく同感です。なぜ、チームで取り組むと効果が増大するのか?ウォリおさんはお分かりだと思いますが、読者のみなさんはお分かりですかーーー?

ウォリお
ウォリお

お、おう・・・。(そーいわれると、解説できる自信ないかも?)

わくこ
わくこ

今まで私は、「何となくみんなでやると良い」くらいにしか思ってなかったんですが、ある経済理論をベースに考えると「チームで動いた方が総生産性が上がる」ということが、論理的に解説できてしまうようになりました!

ウォリお
ウォリお

(ちょ!私の知ってるわくこさんとは一味違うかも?こんなキャラじゃなかったのに、しばらく会わない間に何があったんだろう?人ってこんなに変わるんだ・・・)ではお願いします!

わくこ
わくこ

ひょっとして、「昔のわくこはダメダメだったのに、こうやってバリバリ語れるようになってすごい!」って思ってません?

ウォリお
ウォリお

・・・思ってました。

わくこ
わくこ

「人ってこんなに変わるんだ!」とも思ってません?

ウォリお
ウォリお

・・・思ってました。

わくこ
わくこ

ほんと私、ダメダメだったので、今自信がない人のお役に立てると思ってます!

ウォリお
ウォリお

大変助かりますであります。はい。改めてよろしくお願いします。

わくこ
わくこ

それではいきましょーーー!

デヴィッド・リカードの比較優位論を世界一わかりやすく解説

わくこ
わくこ

それではさっそく解説していきますね。今回の記事は名付けて「比較優位論をベースにした個人起業チームチャレンジの優位性」です。

ウォリお
ウォリお

なんかすごそう!

わくこ
わくこ

比較優位論とはデヴィッド・リカードという経済学者が提唱した国際貿易における有名な概念です。もちろん、ウォリおさんはご存知でしたよね?

ウォリお
ウォリお

も、もちろん知ってましたよ!(んんん・・・聞いたことあるようなないような・・・)

デヴィッド
デヴィッド

まいどー!デヴィッドですー!わくこちゃん呼んでくれておおきに!

ウォリお
ウォリお

うわ!本人登場!

わくこ
わくこ

デヴィットさん、いつもありがとウォリございます!

ウォリお
ウォリお

友達なのかな?しかもウォリ語・・・。

デヴィッド
デヴィッド

ワイが生きてた時代から250年経って、日本に呼ばれるなんて思わへんかったわ。ワイのアイデアが役に立てるなら本望やで。うまく使こうてや!

わくこ
わくこ

ありがとウォリございます!「比較優位論」「デヴィッド・リカード」「国際貿易」なんて単語が並ぶと一見難しそうですが、非常にシンプルでわかりやすい経済理論ですよー!

ウォリお
ウォリお

がんばって着いていく!

「使えないヤツ」が「使えるヤツ」に変わる意識改革手法

わくこ
わくこ

ちょっと話は変わりますが、ウォリおさんの周りに「あらゆる能力が劣っている人」いわゆる「使えないヤツ」っていませんか?

ウォリお
ウォリお

え?理論派キャラから毒舌キャラにチェンジ?振れ幅がすごい!

わくこ
わくこ

こんなこと言うとすごく嫌われたり、上から目線に思われるのは覚悟してるんですが・・・「自分が難なくスムーズにできるタスクを、もたついてなかなかできない人」を見ると、イライラしちゃいうことってありませんか?

ウォリお
ウォリお

・・・いや、僕はまったくイライラしませんね。言っている意味もよくわかりませんね。心が広いのでね。ええ。

わくこ
わくこ

さすがですね!「こんなに鈍臭くて、こいつに存在価値があるのか!そんなんじゃ厳しいビジネスの世界で生きていけねえぞ!」みたいに思っちゃう人もいるようですね。

ウォリお
ウォリお

・・・ごめんなさい。思っちゃうことあります。

わくこ
わくこ

きゃ!素直に認めるところがかわいいですね!私、いきなりすんごくトゲのある厳しいこと言ってるのは自覚してるんです。

ウォリお
ウォリお

ですよねー。いきなりびっくりした。

わくこ
わくこ

普段こんなこと口にしません。けど今回は、わかりやすくお伝えするために、あえてブラックキャラを演じていることはご理解いただけたら嬉しいなー。

ウォリお
ウォリお

大丈夫です。私がフォローしておきます。

わくこ
わくこ

ありがとウォリございます!話は戻りまして、この「比較優位理論」を学ぶと「自分より能力が劣ってる人」「使えないと思ってた人」にも「価値がある」と合理的に数値で理解することができます。

ウォリお
ウォリお

え?能力が劣っていても価値がある?ホントですか?しかもそれを証明できるんですか?だいぶ楽しみになってきました!

わくこ
わくこ

結果的に人間関係も円満になるはずですよね!

ウォリお
ウォリお

それは助かるかも!

わくこ
わくこ

それでは解説していきますね。

国力や人材は一般的に「絶対優位」で評価される

A国とB国の国際貿易事例で解説

わくこ
わくこ

では、まずは一般的に浸透している「絶対優位」という概念から解説します。わかりやすい例から解説したいので、国際貿易で解説します。まず2つの国があるとして、それぞれをA国・B国とします。

わくこ
わくこ

A国とB国ではそれぞれの国で、小麦と自動車を作っています。

わくこ
わくこ

それぞれ小麦を作る労働者が100人、自動車を作る労働者が100人いるとします。

わくこ
わくこ

ここまでだいじょうぶですか?

ウォリお
ウォリお

だいじょうぶです!「経済理論」とかいうから、もっと難しいのが来るかと構えてましたが、これならだいじょうぶそう。まだよゆーです!

わくこ
わくこ

良かったです!続けますね。いったん表にまとめます。

小麦 自動車
労働者 労働者
A国 100人 100人
B国 100人 100人
合計 200人 200人
ウォリお
ウォリお

わかりやすいっつ!!!

2国の生産量と生産性比較

わくこ
わくこ

次に見ていただきたいのが、A国とB国それぞれの小麦と自動車の生産量です。A国はそれぞれ100人の労働者で1日に「100万円分の小麦」と「50万円分の自動車」を生産する。B国はそれぞれ100人の労働者で1日に「90万円分の小麦」と「30万円の自動車を」生産しているとしましょう。

ウォリお
ウォリお

ちょっと難しくなってきた?

わくこ
わくこ

ここまでも表にしますね!

小麦 自動車
労働者 生産量 労働者 生産量
A国 100人 ¥1,000,000 100人 ¥500,000
B国 100人 ¥900,000 100人 ¥300,000
合計 200人 ¥1,900,000 200人 ¥800,000
ウォリお
ウォリお

わかりやすい!一目で腑に落ちますね!

わくこ
わくこ

続けて「生産性」について考えていきましょう。ここでの生産性とは「労働者1人が1日当たりどれだけの生産をしているのか?」という数値ですね。

ウォリお
ウォリお

なるほど!「それぞれの国の労働者が1人が1日当たりどれだけの生産をしているのか?」ってことですね。

わくこ
わくこ

その通りです!さっそく計算してみましょう。A国は100人小麦をで1日100万円分作ります。ですので、100万円÷100人=1万円分/人ってことになりますよね。

ウォリお
ウォリお

わかります!

わくこ
わくこ

A国の小麦・A国の自動車・B国の小麦・B国の自動車で、それぞれ同様の計算をすると、以下の表の通りとなります。

小麦 自動車
労働者 生産量 生産性 労働者 生産量 生産性
A国 100人 ¥1,000,000 10,000円/人 100人 ¥500,000 5,000円/人
B国 100人 ¥900,000 9,000円/人 100人 ¥300,000 3,000円/人
合計 200人 ¥1,900,000 9,500円/人 200人 ¥800,000 4,000円/人
わくこ
わくこ

ここまでで、何か感じたことや気づいたことはありますか?

ウォリお
ウォリお

B国よりA国の方が小麦の生産量が多い!

わくこ
わくこ

まずはそこですよね。その通りです。

ウォリお
ウォリお

B国よりA国の方が自動車の生産量が多い!

わくこ
わくこ

続いてそこですよね。その通りです。同じ人数での生産量の比較ですから、どちらの国が方が生産性が高いですか?

ウォリお
ウォリお

A国ですね。A国の方が優秀ですね。

わくこ
わくこ

その通りです!これは小麦だけではなく自動車においてもA国の方が生産性が良いことがわかりますよね。A国を擬人化すると、B国に対してなんて思うでしょうね?

ウォリお
ウォリお

「私はこんなにできてるんだ!B国もがんばれ!」ですかねー?

わくこ
わくこ

そうですよね。「ちっ、まじB国クソ使えねーな。国として価値ねえよ」って思っちゃいますよね?

ウォリお
ウォリお

(そこまでは言ってない・・・)

わくこ
わくこ

B国はA国に対して生産性が低いので「B国には価値がない!」と思われるかもしれません。だけど、B国の特性を見極めて、活かすことができれば、全体的な生産量を上げられるんです!

ウォリお
ウォリお

(わくこの毒舌が気になって内容が入って来づらい・・・)

わくこ
わくこ

続けて、その方法を解説して参りますね!

全体的な生産量を上げるための「比較優位」という概念

わくこ
わくこ

さぁ、ここから一気にB国の挽回策をお伝えしますよ!

ウォリお
ウォリお

挽回できるのか?そしてわくこ節(ぶし)が気になる!

わくこ
わくこ

挽回のキーワードは「比較優位」です。意味は時のままで「比較して優位な方」の意味ですね。

ウォリお
ウォリお

なるほど!どうやって比較するんでしょう?

わくこ
わくこ

2国間での生産性を計算して、算出されたデータを比較するんです。

ウォリお
ウォリお

ちょっと何言ってっかよくわかんない・・・。

わくこ
わくこ

実際に計算してみましょう。まず、先ほどの表から再確認しましょうね。

小麦 自動車
労働者 生産量 生産性 労働者 生産量 生産性
100人 ¥1,000,000 10,000円/人 100人 ¥500,000 5,000円/人
100人 ¥900,000 9,000円/人 100人 ¥300,000 3,000円/人
200人 ¥1,900,000 9,500円/人 200人 ¥800,000 4,000円/人

ステップ1.2国間での生産物ごとの生産力割合を算出する

わくこ
わくこ

まず、小麦の生産性は、A国が10,000円/人。B国が9,000円/人でしたよね?

ウォリお
ウォリお

そこまではオッケーです。

わくこ
わくこ

この2つのデータを割合で比較するんです。まずは小麦の生産性の比較です。「9,000円/人(B国)」÷「10,000円/人(A国)」です。さて、答えはなんでしょう?

ウォリお
ウォリお

えっと・・・90%?

わくこ
わくこ

その通りです!つまり、「B国のA国に対する小麦の生産割合は90%」となります。

ウォリお
ウォリお

おおお!順番にやればカンタン!

わくこ
わくこ

同じように、自動車の生産性も比較してみましょう。どのような計算式になりますかね?

ウォリお
ウォリお

ええとーーー「3,000円/人(B国)」÷「5,000円/人(A国)」ですかね?

わくこ
わくこ

その通りです!では、答えは?

ウォリお
ウォリお

60%!「B国のA国に対する自動車の生産割合は60%」ですね!

わくこ
わくこ

すごーーーいーーー!本当は全部わかってるのに、私や読者さんがわかりやすいように、噛み砕いで付き合ってくれるウォリおさん、大好きです!

ウォリお
ウォリお

お、おう・・・。

わくこ
わくこ

要するに、今回のテーマでの比較優位とは、「2国間での生産能力の比較割合」ということですね!

ウォリお
ウォリお

よくわかりました!

ステップ2.算出された生産力割合を比較する

わくこ
わくこ

先ほど「B国のA国に対する小麦の生産割合は90%」「B国のA国に対する自動車の生産割合は60%」と算出されましたよね。

ウォリお
ウォリお

覚えてます。バッチこーい!

わくこ
わくこ

では90%と60%はどちらが大きいてすか?

ウォリお
ウォリお

90%ですねー!

わくこ
わくこ

その通りですね!90%は小麦のほうですよね。

ウォリお
ウォリお

そうでしたね。

わくこ
わくこ

ということはですよ。「B国のA国に対する生産割合」は、「小麦」の方が「自動車」よりも比較的優位ってことですよね!ここ、ちょっと難しいです。

ウォリお
ウォリお

ええと・・・。小麦も自動車も、A国のほうが生産性が高かったですよね?

わくこ
わくこ

その通りです。その評価は「絶対評価」によるものですね。

ウォリお
ウォリお

なるほど。けど、「絶対評価」はいったん考えから外して、「どっちが相対的に得意か?」ってのを出したいわけですね?

わくこ
わくこ

きゃーーー!!!もーその通り過ぎます!

ウォリお
ウォリお

つまり「90%の小麦生産」と「60%の自動車生産」では、「90%の小麦生産」の方が優位。「B国のA国に対する生産割合」は、「小麦」の方が「自動車」よりも比較的優位ってことですかね?

わくこ
わくこ

あってます!さっすがでーす!ありがとウォリございます!

ウォリお
ウォリお

めっちゃ勉強になるので、続けてもらえますかね・・・。わくこ先生。

わくこ
わくこ

ここからどんどんおもしろくなってきますよー!

ウォリお
ウォリお

(あんた見てるだけで十分おもろいわ・・・)

比較優位性を考慮して人員配置を変えると総生産量が上がる

わくこ
わくこ

こちらの表をおさらいしましょう。

小麦 自動車
労働者 生産量 生産性 労働者 生産量 生産性
100人 ¥1,000,000 10,000円/人 100人 ¥500,000 5,000円/人
100人 ¥900,000 9,000円/人 100人 ¥300,000 3,000円/人
200人 ¥1,900,000 9,500円/人 200人 ¥800,000 4,000円/人
わくこ
わくこ

こちらの表では、単純に人員を人数ごとに均等に配置しています。

ウォリお
ウォリお

まあ、ふつうそうしますよね。

わくこ
わくこ

その結果、2国間での合計生産量は、小麦の生産量が190万円で自動車の生産量は80万円。小麦と自動車を合わせて生産量合計は270万円になっていることを覚えておいてください。覚えられなければ、また戻ってくるのでだいじょうぶです。

ウォリお
ウォリお

はーい、理解はできました!

わくこ
わくこ

では次に「比較優位性」を考慮して、人員配置を見直してみましょう。

ウォリお
ウォリお

なるほど!担当する人数の割合を変えるんですね。

人数均等割の人員配置

わくこ
わくこ

人数均等割の場合、このような配置でした。B国は自動車を作るより小麦を作る方が、相対的に得意でしたよね。

 

ウォリお
ウォリお

そうでしたね。

わくこ
わくこ

なので、B国は自動車を作るのはA国へお任せして、小麦製造へ人員を配置し直してみます。

ウォリお
ウォリお

ほほー。

わくこ
わくこ

A国については、自動車生産に人員を増やします。

ウォリお
ウォリお

なるほどなるほど。

わくこ
わくこ

具体的にはこんな感じ。

比較優位性を考慮した人員配置

ウォリお
ウォリお

A国B国ともに200人ずつってのは変わりがないところですね。

わくこ
わくこ

そうです!同じ人数ですから、同じリソースです。もうお気づきでしょうか?

ウォリお
ウォリお

(???)え、ええ・・・。

わくこ
わくこ

ズバリなんですか!

ウォリお
ウォリお

アレですよね。アレ。

わくこ
わくこ

そうです!さすがウォリおさん!表で解説しましょう。

人数均等割の人員配置時の生産量・生産性の比較

小麦 自動車
労働者 生産量 生産性 労働者 生産量 生産性
100人 ¥1,000,000 10,000円/人 100人 ¥500,000 5,000円/人
100人 ¥900,000 9,000円/人 100人 ¥300,000 3,000円/人
200人 ¥1,900,000 9,500円/人 200人 ¥800,000 4,000円/人
わくこ
わくこ

合計生産量は、小麦の生産量が190万円で自動車の生産量は80万円。小麦と自動車を合わせて生産量合計は270万円でしたよね。

ウォリお
ウォリお

はい、まだかろうじて覚えてます。

わくこ
わくこ

それが・・・人員配置換えしたので、もう生産量上がってます!

ウォリお
ウォリお

なんですと?

比較優位性を考慮した人員配置時の生産量・生産性の比較

小麦 自動車
労働者 生産量 生産性 労働者 生産量
A国 20人 ¥200,000 10,000円/人 180人 ¥900,000 5,000円/人
B国 200人 ¥1,800,000 9,000円/人 0人 ¥0 3,000円/人
合計 200人 ¥2,000,000 9,091円/人 200人 ¥900,000 5,000円/人
わくこ
わくこ

合計生産量計算しました。ご確認いただけますか?

ウォリお
ウォリお

えっと、今回は、小麦の生産量が200万円で自動車の生産量は90万円。小麦と自動車を合わせて生産量合計は290万円。あれ?さっきはどうでしたっけ?

わくこ
わくこ

人数均等割時は、小麦の生産量が190万円で自動車の生産量は80万円。小麦と自動車を合わせて生産量合計は270万円でした。

ウォリお
ウォリお

ん?あれ?あれれ?上がってる???

わくこ
わくこ

そうなんです。あら不思議!小麦の生産量は190万円から200万円へ、自動車の生産量は80万円から90万円へ上がっています。

ウォリお
ウォリお

なんじゃこりゃ?

わくこ
わくこ

合わせて290万円の生産量となり、人員配置前より20万円も出来高が上がっています!

ウォリお
ウォリお

なんじゃこりゃーーーーーー!!!

わくこ
わくこ

これってすごくないですか?

ウォリお
ウォリお

すごいと思うでございます。

わくこ
わくこ

ふふふ。よかったー!

ウォリお
ウォリお

何が起こったんでしょうね?

わくこ
わくこ

いろいろな説明の仕方があると思いますが、結論として、「AB国それぞれが自国の得意なものに特化することで、全体の生産量は上がる」ってことだけ覚えておいたらいいと思います!

ウォリお
ウォリお

確かにっ!

わくこ
わくこ

「AB国それぞれが自国の得意なものに特化することで、全体の生産量は上がる」わけですから、自国で生産しきれないものは貿易によって賄えばいいですよね。

ウォリお
ウォリお

そうですね。

わくこ
わくこ

するとより多くのものを得られて全体の利益が高くなる。これが国際貿易における比較優位という概念でした!

ウォリお
ウォリお

これすごいですよね・・・。

わくこ
わくこ

すごいと思います。

ウォリお
ウォリお

例えばですけど、もともとの数値と同じ生産量で十分なら、より少ない人数で済むってことですよね?

わくこ
わくこ

そうなりますね。

ウォリお
ウォリお

そしたら、数人の休み増やしてもいいですよね。

わくこ
わくこ

ご自由にどうぞーーー。

ウォリお
ウォリお

さっきまでB国なんて価値がないって思ってたのにな。

わくこ
わくこ

今では「B国、ごめん。俺が間違ってた。お前は俺にとってなくてはならない存在だ。一生一緒にいてくれ」ってなってますよね?かーらーのー?指輪パカッ!プロポーズ!友人たちが一斉に歌って踊り出すフラッシュモブ!そして・・・キャーーー!キャーーーーーー!

ウォリお
ウォリお

話はそこまでだ!!!

わくこ
わくこ

友人たちに祝福されたあと、ふたりは手を繋いでホテルの部屋に向かう。そこに現れたのは、わくこの元カレ。「ちょっと待て!わくこは俺のものだ!」手をとって走り出す!どうする?モテモテわくこ?キャーーー!キャーーーーーー!

ウォリお
ウォリお

この「比較優位理論」を学ぶと「自分より能力が劣ってる人」「使えないと思ってた人」にも「価値がある」と合理的に数値で理解することができますね。腑に落ちた。今までみんなごめん。

わくこ
わくこ

比較優位の概念を知っていると「人を大事にしたほうがいいですよ」って道徳の授業的な教えではなく「人を大事にした得ですよ」ってソロバンの話になりますね。

ウォリお
ウォリお

ちょっと打算的?

わくこ
わくこ

打算的ですね。でもいいじゃないですか。結果的に人に優しくなれるなら。

ウォリお
ウォリお

・・・いい!

個人起業は「比較優位論」をベースにすると楽しく・カンタンになる

わくこ
わくこ

で、ホントウにお伝えしたかったのはここから。

ウォリお
ウォリお

なんじゃろ?

わくこ
わくこ

私たち個人起業家においても「好きや得意を活かしてチームで取り組めば全体の生産性が上がる」ってお話ですね。

ウォリお
ウォリお

んーーーあれ?

わくこ
わくこ

どうされました?ウォリおさん?

ウォリお
ウォリお

もしかして、まさしく今、私がやっていること?

わくこ
わくこ

えーーー?もちろんそうですよ!

ウォリお
ウォリお

なるほどーーー!

わくこ
わくこ

なるほどーーー!じゃなくて、私、ウォリおさんとの関わりで今回の発見したんですからね。ここまで理解されて進めてらっしゃると思ってましたが?

ウォリお
ウォリお

うーーーん、正直ここまで考えてなかったなあ。

わくこ
わくこ

そうだったんですか!それなのにできちゃうウォリおさんがすごい!キャーーーーーー!

ウォリお
ウォリお

今回、めっちゃ腑に落ちました。ありがとウォリございます。

わくこ
わくこ

国は私たち個人起業家。小麦や自動車生産は、個別相談やブログ作成などのタスク。貿易は外注やプロジェクト運営。そう置き換えると、まったく同じだと思っています。

ウォリお
ウォリお

お互い自分が得意とする分野に特化して仕事を請け負うことで、チーム全体の生産性が上がる!

わくこ
わくこ

そうなんです!それぞれが得意なことって必ずありますからね。自分の得意を生かしてチーム内で補い合えるっていいですよね。

ウォリお
ウォリお

どうやったら可能にできるかな?

わくこ
わくこ

え?ウォリおさんがやってるオンラインコミュニティ?

ウォリお
ウォリお

・・・まさに言おうと思ってた。って、もう自分にウソをつくのはやめだ!わくこさん、私が気づかないところ気づいてくれるからいいねえ。

わくこ
わくこ

このやりとり自体も、小規模のチームでそれぞれの強みを活かせてますよね。

ウォリお
ウォリお

これは世紀の大発見ですな。

わくこ
わくこ

本日は、ありがとウォリございました!個人起業家版の記事は、みなさんからご要望があればまた書きますね!

わくこ

地方在住・男の子をひとり抱えるシングルマザー。ボディマッサージ店を経営後、コンサルタントへの転身。最近HSPだということが判明。新しいことが好きで、同じことをずーーーっとやり続けることができないタチ。好奇心のアクセル全開なのに、繊細が故に「気にしい」でブレーキを踏みがちな自分とうまく付き合う方法を模索中。ブログ記事は、一部ウォリおがキャラ演出しているため、実際の人物とブログキャラが異なる場合がありますので、ご了承ください。

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